商品先物取引の特徴

商品先物取引

商品先物取引は、「取引期限がある」「売りからでも買いからでも取引できる」「少ない資金で大きな取引ができる」という点に特徴があります。
取引期限がある(限日現金決済先物取引を除く)
株式現物取引では買った株をずっと持っておくことが可能ですが、商品先物取引は「STEP 01.先物取引とは?」でお話したように、モノと代金のやりとりを将来時点で行う取引ですので、この将来時点までに決済(差金決済、もしくは受渡し決済)する必要があります。

取引の決済期日を納会日といい、決済月を限月(げんげつ)といいます。国内の商品先物取引では取引期限は最長でもおよそ1年です。
取引期限がある

売りからでも買いからでも取引できる

突然ですが、あなたはトウモロコシの農家です。先日、テレビで今年はトウモロコシが豊作になりそうだというニュースを見ました。さて、トウモロコシ価格の下落を心配したあなたは、どのような行動をとりますか?

仮に現在のトウモロコシ価格が1トンあたり3万円だとします。豊作になればトウモロコシ価格の下落が予想されますので、1年後には1トンあたり2万円になっているかもしれません。そこで、先物市場で「1トンあたり3万円で、1年後に50トンのトウモロコシを売る」という取引をします。これであなたは1年後、トウモロコシ価格が値上がりしても、値下がりしても、50トンのトウモロコシを150万円で売ることができます。
売りからでも買いからでも取引できる

少ない資金で大きな取引ができる

株式を買うには取引金額の全額(1株あたりの金額×購入株数)が必要です。しかし商品先物取引では、一部の担保金(証拠金)を預けることで取引を始めることができます。
少ない資金で大きな取引ができる
先ほどのトウモロコシ農家を例にとれば、農家がトウモロコシ50トンを現時点で用意する必要がないのと同じように、取引を始めるのに取引金額の全額は必要としません。ただ、一部の担保金を証拠金として預けることで、契約不履行にならないような仕組みになっています。

このように、資産運用の観点からみると、少額の資金を元に大きな額の取引を行うので、株式と比べてずっと効率的な資産運用が可能となります。その反面、商品価格が予想の反対へと動いた場合、証拠金として預け入れた金額以上の損失になることがあるので、注意が必要です。